Googleビジネスプロフィールとは?中小企業が最初に知っておきたいこと【2026年版】

スマホの地図に浮かぶ自社の情報欄の横で腕を組む経営者

Googleで会社名やお店の名前を検索したとき、画面の右側や地図の下に出てくる情報欄があります。あれがGoogleビジネスプロフィールです。Googleが無料で提供している、会社やお店の「公式の情報欄」だと考えてください。

以前は「Googleマイビジネス」と呼ばれていました。古い解説記事にはこの名前で出てきますが、同じものです。

この記事では、Googleビジネスプロフィールとは何か、ホームページと何が違うのか、どういう仕組みで表示されるのかをまとめます。登録の手順や、登録したあとの運用は別の記事にありますので、最後にご案内します。

目次

1. Googleビジネスプロフィールとは

Googleビジネスプロフィールは、Google検索とGoogleマップに、会社やお店の情報を表示するための仕組みです。Googleの公式ページに「無料で作成できます」と明記されています。

表示される場所は2つです。

場所出方
Google検索会社名で検索したとき、パソコンでは画面の右側、スマホでは検索結果の上のほうに大きな情報欄が出ます
Googleマップ地図上のピンと、その会社の詳細ページとして出ます。「近くの〇〇」と探したときの一覧にも並びます

情報欄に載せられる主な内容は、次のとおりです。

  • 会社名・住所・電話番号・営業時間
  • ホームページのURL
  • 写真(外観・内観・スタッフ・仕事の様子)とロゴ
  • ビジネスの説明文
  • 取り扱いサービスや商品
  • 投稿(お知らせ・特典・イベント)
  • クチコミと、それへの返信
  • よくある質問と回答

このほか、どれだけの人が情報欄を見て、何人が電話やホームページのボタンを押したかという数字も確認できます。

ひとつ、意外に思われることがあります。登録した覚えがなくても、あなたの会社はすでに載っているかもしれません。Googleは、他の人の投稿や外部の情報をもとに、店舗情報を自動で作ることがあるためです。自動で作られた情報は、営業時間が違っていたり、まだ営業しているのに「閉業」と出ていたりします。その状態を放っておくことが、いちばんの損失です。

2. ホームページとの違い。どちらか一方ではなく両方

スマホの地図からパソコンのホームページへ矢印がつながる間に立つ経営者

「Googleビジネスプロフィールがあれば、ホームページはいらないのでは」というご相談を受けることがあります。答えは、役割が違うので両方必要です。

Googleビジネスプロフィールホームページ
主な役割見つけてもらう場所納得してもらう場所
見る人「近くの工務店」「伊賀市 税理士」のように、今まさに探している人候補に入れたあとで、詳しく知りたい人
載せられる情報Googleが決めた項目の範囲内自由。事例・料金・考え方・代表の人柄まで
情報の持ち主Google(仕様も表示のされ方もGoogleが決める)自社

Googleビジネスプロフィールは、Googleの土地に間借りしている看板です。便利ですが、載せられる情報の項目はGoogleが決めています。表示のされ方も、Googleの都合で変わります。実際に、情報欄から簡易ホームページを作れる機能は2024年3月1日で終了しました。この機能だけでホームページの代わりにしていた会社は、リンク先が無い状態になっています。

一方で、ホームページだけでは「近くの〇〇」という探し方に出てきません。地図にも載りません。

だから、順番はこうなります。

  1. Googleビジネスプロフィールで、探している人の目に留まる
  2. 情報欄の「ウェブサイト」ボタンから、ホームページに来てもらう
  3. ホームページで、事例や料金、考え方を読んで納得してもらう
  4. 問い合わせに至る

情報欄にホームページのURLを入れておくこと。そしてホームページの側に、来た人が読める中身があること。この2つがそろって、はじめて1本の道になります。

3. 表示される仕組み:関連性・距離・知名度

「登録すれば上のほうに出ますか」と聞かれますが、出る順番はGoogleが決めます。Googleは、その判断材料を3つだと公式に説明しています。

要素意味自分でできること
関連性検索した言葉と、情報欄の内容がどれだけ合っているか業種(カテゴリ)・サービス・説明文を、正確に書く
距離検索している人の場所から、会社までの距離変えられません。住所か対応エリアを正しく登録するだけです
知名度その会社がどれだけ広く知られているかクチコミの数と評価、Web上での言及。ホームページやブログの充実も含まれます

3つのうち、距離は動かせません。関連性は、情報を正しく丁寧に書けば整います。時間がかかるのは知名度です。クチコミを集めること、ホームページの内容を厚くすること、地域の団体や取引先のサイトで会社名が出ることなどが、少しずつ効いてくると考えられます。

なお、投稿を増やせば順位が上がる、という保証はありません。順位そのものを約束できる人はいません。Googleビジネスプロフィールは「探している人に、判断材料を渡す場所」だと考えてください。そう捉えるほうが、続けやすくもなります。

4. 店舗がない会社でも登録できる

作業車の横に立つ職人と、背景の地図に丸く示された対応エリア

「うちは店舗がないから関係ない」と思われている経営者が多いのですが、そうではありません。Googleは、ビジネスの形を3つに分けています。

どんな会社か
店舗型お客様が来る場所がある飲食店・美容室・事務所で接客する士業
非店舗型客先に出向いてサービスを提供し、拠点の住所では接客しない清掃業・配管工事・出張整体・訪問型の制作会社
ハイブリッド型拠点でも接客し、出張や配達もする店舗販売と出張施工の両方をする工務店

非店舗型とハイブリッド型は、「サービス提供地域」(対応エリア)を登録します。Googleの公式ヘルプによると、地域は市区町村や郵便番号で指定でき、最大20か所まで。対象地域の全体は、拠点から車で約2時間以内の範囲に収めるよう案内されています。

非店舗型の場合、自宅の住所を出さずに登録できます。自宅兼事務所の方は、住所を非表示にして、対応エリアだけを載せる形にしてください。

三重県で事業をしている会社なら、たとえば伊賀市を拠点に、名張市・亀山市・津市といった周辺の市を対応エリアにする、という登録になります。エリアに入れた市の名前で「〇〇市 外壁塗装」と探した人に、候補として出る可能性が生まれます。

5. 登録から運用までの流れ

全体の流れは3段階です。

段階やること目安
1. 登録とオーナー確認情報を入力し、「本人です」とGoogleに認めてもらう確認方法によっては、ハガキが届くまで2週間ほど。全体で3週間ほど見ておくと安心です
2. 情報欄を整える営業時間・電話番号・説明文・サービス・写真を、実態に合わせる半日
3. 続ける投稿・クチコミへの返信・写真の追加。スタッフや制作会社に権限を渡す続く頻度で

1の登録とオーナー確認は、つまずく方が多い工程です。確認方法はいくつかありますが、自分では選べず、Googleが自動で決めます。手順と注意点は、こちらの記事にまとめています。

Googleビジネスプロフィールの登録方法とオーナー確認のやり方【2026年版】

2と3は、登録したあとの話です。実は、ここで止まっている会社がいちばん多いのです。理由は、やる気の問題ではありません。書く人がいなかった、それだけです。ブログ記事を書いたら、その要約を投稿に回す。現場で撮った写真を1枚上げる。片方で作ったものを、もう片方に流す仕組みにしておくと、止まりにくくなります。

6. よくある勘違い

古い情報と混ざりやすいので、現在の状態を整理しておきます。

「Googleマイビジネス」のアプリや管理画面を探している
以前の「Googleマイビジネス」のアプリは、2022年に終了しています。今は、自分のアカウントでログインした状態で、Google検索やGoogleマップから直接編集します。会社名を検索すると、編集用のボタンが出ます。多店舗向けの管理サイト(ビジネスプロフィールマネージャ)は残っていますが、数店舗までなら使う必要はありません。

会社名にキーワードを足すと検索に強くなる
「三重県 格安 ホームページ制作 ヒログ」のような名前は、Googleのガイドラインに反します。第三者から修正を提案されて戻されたり、情報が停止されたりすることがあります。看板や登記どおりの名前にしてください。

登録すれば終わり
登録は入口です。情報が古いままの情報欄は、載っていないより悪い印象を与えることがあります。「今日は休みなのに営業中と出ていた」という体験は、そのまま会社の印象になります。

制作会社に登録してもらったので、自分は触らなくていい
登録した人のアカウントがオーナー(いちばん強い権限)になったままになることがあります。その会社と連絡が取れなくなると、自社の情報欄なのに自分で直せません。オーナー権限は、社長ご自身のGoogleアカウントで持っておいてください。

よくある質問

Q. Googleビジネスプロフィールは本当に無料ですか。
A. 無料です。Googleの公式ページに「無料で作成できます」と明記されています。登録・編集・投稿・クチコミへの返信に費用はかかりません。

Q. ホームページがなくても登録できますか。
A. 登録できます。ただし、情報欄で見つけてもらったあとに、詳しく読める場所がないと、そこで終わってしまいます。情報欄は「見つけてもらう場所」、ホームページは「納得してもらう場所」と役割が違います。

Q. 店舗がない会社でも登録できますか。
A. できます。客先に出向く形の会社は「非店舗型」として、住所を非表示にし、対応エリア(サービス提供地域)を登録します。エリアは最大20か所、拠点から車で約2時間以内が目安です。

Q. 登録すれば検索で上のほうに出ますか。
A. 保証はできません。Googleは「関連性・距離・知名度」の3つで表示順を決めると説明しています。距離は動かせないため、情報を正確に書くことと、クチコミやホームページの内容を厚くすることが、できることになります。

Q. Googleマイビジネスとは違うものですか。
A. 同じものです。2021年に名前が「Googleビジネスプロフィール」に変わりました。以前のアプリは2022年に終了し、今はGoogle検索やGoogleマップから直接編集します。


ヒログシクミデザインでは、Googleビジネスプロフィールの初期設定を承っています(30,000円〜・サービス案内はこちら)。ホームページ制作とあわせてご依頼いただくこともできます。

「載っているらしいが、誰が登録したのか分からない」「登録したが、そのあとが止まっている」という状態でしたら、よろしければご相談ください。

運営者情報

三重県伊賀市で2011年からホームページ制作を行っています(ヒログシクミデザイン/代表 中村兼規)。 WordPressサイトの制作・保守と、公開後もAIでブログを出し続けられる仕組みを組み込んだ「SHINOBI-WEB」が主力です。 三重県を中心に、オンラインで全国のご相談に対応しています。

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