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採用サイトは作るべき?費用の目安と、求人票だけでは人が採れない理由
【結論】求人媒体に出しているのに応募が来ない会社は、採用サイトを作る価値があります。理由は単純で、応募を迷っている人のほとんどが、応募ボタンを押す前に会社名で検索するからです。そこで何も出てこない、あるいは10年前のままの会社概要しか出てこないと、指はそこで止まります。費用は独立した採用サイトなら80万〜150万円が世の中の相場ですが、中小企業ならいまのホームページに採用ページを足す30万〜60万円の形で十分に戦えます。
私、ヒログシクミデザインの中村は三重県伊賀市でホームページ制作をしています。ここ2年ではっきり増えたのが、集客ではなく採用のご相談です。「求人サイトに毎月お金を払っているのに、応募が1件も来ない」——中身を伺うと、原因が求人票の外側にあることが本当に多いのです。
求人票だけでは採れない、たった1つの理由
求人媒体の枠は、どの会社も同じ形をしています。載せられる文字数も、写真の枚数も、項目の並びも決まっている。だから読む側には、条件の違いしか見えません。給与・休日・勤務地。そこで勝てるのは、条件で勝てる会社だけです。
では条件が横並びのとき、応募する人は何で決めているか。会社名で検索しています。
- どんな人が働いているのか
- 実際の仕事は何をするのか
- ここ数年ちゃんと動いている会社なのか
この3つを確かめてから応募したい。ごく当たり前の行動です。そして検索した先に情報がなければ、「わざわざ確かめる手間をかけてまで応募する会社ではない」と判断されます。応募が来ないのは魅力がないからではなく、確かめる材料を置いていないからというケースが、私が見てきた範囲では圧倒的に多いです。
求人票は「条件」を伝える場所。採用サイトは「働いている姿」を見せる場所。役割がそもそも違います。
採用サイトと、会社のホームページの違い

「うちにはホームページがあるから大丈夫」と言われることがあります。でも、この2つは読む人が違います。
| 会社のホームページ | 採用サイト | |
|---|---|---|
| 読む人 | お客様・取引先 | 応募を考えている人と、その家族 |
| 知りたいこと | 何ができる会社か、信頼できるか | どんな人と、どう働くことになるのか |
| 必要な情報 | 事業内容・実績・強み | 仕事の中身・働く人・待遇・1日の流れ |
| ゴール | 問い合わせ・見積もり | 応募・見学・「話だけ聞きたい」 |
会社案内のページを読んでも、応募する人が知りたいことはほとんど書かれていません。地方だと特に、ご本人だけでなく家族が見ていることも珍しくありません。「どういう会社なの」と聞かれたときに見せられるページがあるかどうかで、話の進み方が変わります。
採用サイト制作の費用の目安
規模別の目安です。
| つくり方 | 費用の目安 | 中身 |
|---|---|---|
| いまのサイトに採用ページを追加(1〜3ページ) | 30万〜60万円 | 仕事紹介・社員の声・募集要項・応募フォーム |
| 独立した採用サイト(8〜15ページ) | 80万〜150万円 | オリジナルデザイン・社員インタビュー・職種別ページ |
| ブランディング型(撮影・動画・戦略設計込み) | 150万円〜 | プロ撮影、採用コンセプトの設計から |
| 採用管理ツールの無料サイト機能 | 0円〜(月額利用料) | 決まった型に情報を入れる形。独自性は出しにくい |
Web上の相場記事を見ると「30万円〜500万円」と幅が非常に広く、制作会社32社への調査では平均約109万円という数字も出ています(PR TIMES/2024年公表)。ただし、こうした数字は主に都市部の、まとまった人数を採用する企業のものです。年に1〜2名を採りたい会社が、この相場に合わせる必要はまったくありません。
費用が上がる主な要因
- 社員インタビューの取材・原稿作成
- プロカメラマンによる撮影、動画制作
- 職種ごとにページを分ける
- 採用管理システムとの連携
費用を下げる方法
- 写真と社員のコメントを自社で用意する(現場の実物のほうが伝わります)
- まず1ページから始めて、反応を見て足していく
- いまのホームページの中に作る(ドメインが同じほうが検索でも有利です)
ホームページ本体の費用感についてはホームページ制作費用の相場はズバリいくら?にまとめています。
最低限、これだけは入れてください

採用ページに何を書けばいいか分からない、という声が多いので、優先順に6つ挙げます。
① 仕事の中身が具体的にわかる説明
「製造スタッフ」ではなく、朝何時に来て、何を持って、誰と、どういう順番で動くのか。1日の流れを時系列で書くだけで、伝わり方がまったく違います。
② 実際に働いている人の顔と声
社長の挨拶より、3年目の社員が「入る前に不安だったこと」を話しているほうが読まれます。かっこいい言葉である必要はありません。
③ 出せる数字
平均年齢、年間休日、有給の取得状況、残業の実際、平均勤続年数。出せるものだけで構いません。数字が1つもないページは、書いていないこと自体が答えだと受け取られます。
④ 給与・待遇を求人票と完全に一致させる
ここは事故が多い場所です。求人媒体とサイトで金額や休日数が違っていると、「どちらが本当なのか」という不信につながります。募集条件は変わるものなので、自社で直せる形にしておくことが大事です。
⑤ 応募のハードルを下げる導線
いきなり「応募する」だけだと、迷っている人は押せません。「見学だけ」「話を聞くだけ」の窓口を並べて置いてください。ここを足しただけで問い合わせが動いた例もあります。
⑥ スマホで読みやすいこと
求職者はほぼスマホで見ます。文字が小さい、横スクロールが出る、フォームが押しづらい——これだけで離脱します。
よくある失敗が3つあります
① きれいな言葉だけで、中身がない
「風通しの良い職場」「アットホームな雰囲気」「若手が活躍」。どの会社でも書けてしまう言葉は、読む人にとって情報量がゼロです。具体的な事実に置き換えてください。「風通しがいい」ではなく「毎朝15分の全体ミーティングで、誰でも提案していい時間がある」。
② 作ったあと更新されない
一番よく見るのは、「2024年度 新卒採用」の文字が残ったままのページです。募集していないのか、放置しているのか、見ている側には分かりません。更新されていないページは、無いより印象が悪いこともあります。
③ 応募フォームが動いていない/返信が遅い
自社宛のテストを、半年に1回でいいので送ってみてください。実際に届かなくなっていた会社を、私は何度か見ています。それと、応募への返信は早さがすべてです。数日空くと、その間に他社で決まります。
正直に言うと、作らなくていい場合もあります
こういうときは「今は作らないほうがいいです」とお伝えしています。
- 当面、採用予定がない——更新されないページが残るだけです
- 給与や休日の条件が、地域の相場と大きくずれている——これはサイトでは解決できません。先に条件の見直しが必要です
- 応募は来ていて、辞退や早期離職で困っている——課題は選考や入社後にあります。サイトは「知ってもらう」ところまでしか担当できません
採用サイトが効くのは、条件は悪くないのに知られていない・伝わっていない会社です。ここを取り違えると、費用が無駄になります。
作るなら、この順番で
1. 採りたい人を1人に絞る——「誰でもいい」で書くと、誰にも刺さらない文章になります
2. その人が不安に思うことを5つ書き出す——残業は? 未経験でも大丈夫? 教えてくれる人はいる?
3. 答えを社員の言葉で用意する——広報文ではなく、聞き取ってそのまま使う
4. 写真を撮る——スマホで構いません。現場・道具・実際の人。素材写真は避ける
5. ページを作る——まず1ページ。反応を見てから増やす
6. 求人票から採用ページへリンクを張る——ここを忘れる会社が本当に多いです
サイトの作り直しとまとめて考えたい場合は、ホームページのリニューアルは何年目が目安?も合わせてご覧ください。採用ページを足すタイミングとしても、リニューアルは相性がいいです。
ヒログシクミデザインからひとこと
ヒログシクミデザインは、三重県伊賀市・名張市を中心にホームページ制作とWeb運用支援をしています。
採用のご相談では、いきなり独立した採用サイトを提案することはしていません。まずはいまのホームページに採用ページを1枚足して、反応を見るところから。それで足りるなら、それが一番安く済みます。
募集条件や写真は変わっていくものなので、専門知識がなくても自社で更新できるSHINOBI-WEBもご用意しています。「更新のたびに業者へ依頼」という状態だと、採用ページは高い確率で止まります。
「うちの場合は作るべきか」という段階のご相談も歓迎です。お気軽にどうぞ。
まとめ
- 応募を迷っている人は、応募前に必ず会社名で検索する。そこに材料がないと止まる
- 求人票は「条件」、採用サイトは「働く姿」。役割が違うので会社案内では代用できない
- 費用は既存サイトへの追加なら30万〜60万円、独立した採用サイトで80万〜150万円が目安
- 入れるべきは、1日の流れ・働く人の声・出せる数字・求人票と一致した待遇・低いハードルの導線・スマホ対応
- きれいな言葉だけのページ、更新の止まったページは逆効果
- 条件そのものが相場とずれている場合、採用サイトでは解決できない
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運営者情報
三重県伊賀市で2011年からホームページ制作を行っています(ヒログシクミデザイン/代表 中村兼規)。 WordPressサイトの制作・保守と、公開後もAIでブログを出し続けられる仕組みを組み込んだ「SHINOBI-WEB」が主力です。 三重県を中心に、オンラインで全国のご相談に対応しています。
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この記事の執筆者・監修者:
名前:中村 兼規(ヒログシクミデザイン代表)
三重県伊賀市で2011年からWeb制作・デザイン事業を行っています。
WordPressサイトの制作・保守を中心に、公開後もAIでブログを出し続けられる仕組みを組み込んだ「SHINOBI-WEB」を提供しています。
記事はすべて、公開前に自身で内容を確認しています。
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SHINOBI-WEB:https://hirogu.jp/shinobi-web/
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